『ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方』苫米地式速読法で1冊を3倍深く理解できる。

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まずこの本は、速読方法の説明だけでなく、最終的には自己啓発的な内容に掘り下がっていくという意外なストーリー展開を見せます。自己啓発的な部分は別の本を読めばいいと思ったので、ここでは速読の部分に特化して感想を書きます。
結論から言うと、今までのフォトリーディングなどの潜在意識を利用した速読方法や、1冊のうちに重要な部分は10%も無いのでバンバン読み飛ばしていくべし!という速読法にはどうしてもなじめなかったので、ボクはこの苫米地さん式の速読法のほうが肌にあってると感じました。

まず、フォトリーディングやキーワード拾い読み、斜め読みは「読書」じゃないよね?ってこと

まずフォトリーディングやキーワードリーディングは「読書」というよりは、自分の問題解決に必要な情報の「検索」に近いと思う。なので作者の考えに自分の考えを重ねていくというような読書の醍醐味(特に小説のような)は味わいにくい。なのでフォトリーディングの教本でも、一度パラパラ小説をめくったあとは、普通の速度で味わって読めと書いてあったりする。
ただ、要点をスキャニングしていく速読は、仕事でこの情報が欠けててすぐに知りたい!という場合には非常に有効に使える方法だと思う。
ボク自身フォトリーディングでいまいち取っ付きにくいなと感じるところが、潜在意識に近い部分で読むことを要求されるところだ。見開き1ページを1秒で意識に焼き付けていくことで、気づいてはいないが自分の脳には認識されているよという考え方。脳機能科学者の苫米地氏もこの点については同意している。
ただ、潜在意識の無意識の中で読んでいたとしても、いざ自分の意識的な頭の中にその情報を持ってこないことには、仕事にも何にもその情報は使えない。この無意識から意識へ情報を持ってくることは、「どんな情報が自分で必要か?」がまず分かっていないとできないため、事前にその分野についてどれだけ多くの情報を持っているかが大事になってくる。
だから、一般人のボクがまったく情報を持たない医学や法律などの本をフォトリーディングしても、どのキーワードを引っ掛ければ良いかが自分でも分かっていないため、潜在意識で文字情報を取得したまま、自分の意識の中には何も残らないという問題がある。と、ボクも感じている。
(自分の詳しい分野はやっぱりフォトリーディングしやすい!)

今すぐにでも、読書スピードを3倍くらいにできる

対して、この本の速読の定義は、いつもと同じように全ての文字を読み、理解していきつつも、速く読むというものだ。その分、フォトリーディングなどの1分間で1万文字などの異常な速度の達成は無理だが、普段と同じように読んでいくので小説なども感動しながら速く読めるというメリットがある。
ということで、本書『ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方』の速読方法としてまず紹介されていた方法に入っていく。
まず最初に紹介されていたテクニックはなんと、「速く読もうと意識して読め」というものだった。一瞬「は?」と思ったが、実際に速く読もうと意識しながら本を読むと、簡単に2倍程度の速さで読めるようになる。いかにいつもだらだらと本を読んでいたかが分かった。。また、速く読もうと意識すると集中力が高まり、普通に読むよりも頭にはいりやすい感じもする。
また、基本的な苫米地式速読の考えとして、前提知識があると速く読めるという教えがある。自分が知っている内容なら、見出しを読んだだけで本文に何が書いてあるか大体の想像はつき、知ってる知ってると高速で読むことができるようになるからだ。同じ原理で、本は1回目に読んだ時よりも、2回目に読んだ時のほうが理解が深いし速く読める。
この仕組みを応用したのが、「先読み」のテクニックだ。(ボクの中ではこの本の速読術の中で一番感動した方法だ。)
方法は簡単(に聞こえて)で、今読んでいる行を読みながら、次の行の文字も読んでおくというもの。ぱっと聞くとフォトリーディングと同じように、また目に焼き付ける系のテクニックかとがっかりしてしまうが、実際にやってみると違いが分かる。自分が意識している現在の行の文字を見ながら1ページ丸々を読み取るのとはまったく違い、次の行というのは目のピントもしっかり合っているし、思いのほか簡単に読めるのだ!自分でも意外なほどできてしまって、びっくりした。
このテクニックで1行先を現在の行と一緒に読んでおくと、いざその1行先の行が現在の行になったときには、その文章を読むのは2回目ということになる。つまりは、1回読むよりも2回読んだほうがよく理解できるという前述の原理で、速く読むということが可能になるのだ。

思考速度と並列度と抽象度を上げる

その他、速読のための方法として以下の3点が紹介されていた。先読みのテクニックよりも実践のハードルはかなり難しそうだが、たしかにできるようになれば本をより早く深く理解できそうだ。ここでは省略するが、具体的なトレーニング方法も本には書いてある。

  • 思考速度を早くする
    (読んだらすぐ内容についての疑問点や反論などを思いつくように思考速度を上げる。)
  • 思考の並列度を上げる
    (文章を読み進めながら、入ってくる文字を頭で映像化したり、文章を読みながら、同時に「これって何に使えるかな?」などと別のことを考える能力をあげる。)
  • 思考の抽象度を高く・広くする
    (自分とは違う職業の人や、自分よりも仕事の立場が上位の経営層など、別の視点からも本の内容を読み解いていく事で、情報収集力が高まる。)

あたり前のことだけど、本質。本は最低3回は読み返せ。

本は最低3回読め、一回では絶対に理解はできない。とあった。本質だし、自分ができていないことだと反省させられる。
これは良い本は何回も読んで体に染み込ませるんだという自己啓発的な考えではなく、脳機能科学的な考え方でもそうだという。
本を一から最後まで読まないことには、ゲシュタルトを構築できない。
難しい用語だが、要は部分部分だけ読んでも、最後まで読まないと著者が考えている全体像は分からないでしょ?ということだ。全180ページの本を30ページまでしか読まなかったら、全体として何が言いたい本なのかわからないという当たり前のことだ。
この1度最後まで全部読んで、ざっくり全体像を把握した状態(ゲシュタルトが構築できた状態)で、2回目に本を読むことで脳も深い理解ができるようになるそうだ。
速読で速く読めるようになったら、浮いた時間で何回も読む週間をつけようと思う。
Amazonの速読カテゴリで2位で、カスタマー評価も良い本ですし、何よりこの記事では表現しきれないところがかなり多くあるので、ぜひ一度読んでみてください。

まず、フォトリーディングやキーワード拾い読み、斜め読みは「読書」じゃないよね?ってこと

まずフォトリーディングやキーワードリーディングは「読書」というよりは、自分の問題解決に必要な情報の「検索」に近いと思う。なので作者の考えに自分の考えを重ねていくというような読書の醍醐味(特に小説のような)は味わいにくい。なのでフォトリーディングの教本でも、一度パラパラ小説をめくったあとは、普通の速度で味わって読めと書いてあったりする。
ただ、要点をスキャニングしていく速読は、仕事でこの情報が欠けててすぐに知りたい!という場合には非常に有効に使える方法だと思う。
ボク自身フォトリーディングでいまいち取っ付きにくいなと感じるところが、潜在意識に近い部分で読むことを要求されるところだ。見開き1ページを1秒で意識に焼き付けていくことで、気づいてはいないが自分の脳には認識されているよという考え方。脳機能科学者の苫米地氏もこの点については同意している。
ただ、潜在意識の無意識の中で読んでいたとしても、いざ自分の意識的な頭の中にその情報を持ってこないことには、仕事にも何にもその情報は使えない。この無意識から意識へ情報を持ってくることは、「どんな情報が自分で必要か?」がまず分かっていないとできないため、事前にその分野についてどれだけ多くの情報を持っているかが大事になってくる。
だから、一般人のボクがまったく情報を持たない医学や法律などの本をフォトリーディングしても、どのキーワードを引っ掛ければ良いかが自分でも分かっていないため、潜在意識で文字情報を取得したまま、自分の意識の中には何も残らないという問題がある。と、ボクも感じている。
(自分の詳しい分野はやっぱりフォトリーディングしやすい!)

今すぐにでも、読書スピードを3倍くらいにできる

対して、この本の速読の定義は、いつもと同じように全ての文字を読み、理解していきつつも、速く読むというものだ。その分、フォトリーディングなどの1分間で1万文字などの異常な速度の達成は無理だが、普段と同じように読んでいくので小説なども感動しながら速く読めるというメリットがある。
ということで、本書『ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方』の速読方法としてまず紹介されていた方法に入っていく。
まず最初に紹介されていたテクニックはなんと、「速く読もうと意識して読め」というものだった。一瞬「は?」と思ったが、実際に速く読もうと意識しながら本を読むと、簡単に2倍程度の速さで読めるようになる。いかにいつもだらだらと本を読んでいたかが分かった。。また、速く読もうと意識すると集中力が高まり、普通に読むよりも頭にはいりやすい感じもする。
また、基本的な苫米地式速読の考えとして、前提知識があると速く読めるという教えがある。自分が知っている内容なら、見出しを読んだだけで本文に何が書いてあるか大体の想像はつき、知ってる知ってると高速で読むことができるようになるからだ。同じ原理で、本は1回目に読んだ時よりも、2回目に読んだ時のほうが理解が深いし速く読める。
この仕組みを応用したのが、「先読み」のテクニックだ。(ボクの中ではこの本の速読術の中で一番感動した方法だ。)
方法は簡単(に聞こえて)で、今読んでいる行を読みながら、次の行の文字も読んでおくというもの。ぱっと聞くとフォトリーディングと同じように、また目に焼き付ける系のテクニックかとがっかりしてしまうが、実際にやってみると違いが分かる。自分が意識している現在の行の文字を見ながら1ページ丸々を読み取るのとはまったく違い、次の行というのは目のピントもしっかり合っているし、思いのほか簡単に読めるのだ!自分でも意外なほどできてしまって、びっくりした。
このテクニックで1行先を現在の行と一緒に読んでおくと、いざその1行先の行が現在の行になったときには、その文章を読むのは2回目ということになる。つまりは、1回読むよりも2回読んだほうがよく理解できるという前述の原理で、速く読むということが可能になるのだ。

思考速度と並列度と抽象度を上げる

その他、速読のための方法として以下の3点が紹介されていた。先読みのテクニックよりも実践のハードルはかなり難しそうだが、たしかにできるようになれば本をより早く深く理解できそうだ。ここでは省略するが、具体的なトレーニング方法も本には書いてある。

  • 思考速度を早くする
    (読んだらすぐ内容についての疑問点や反論などを思いつくように思考速度を上げる。)
  • 思考の並列度を上げる
    (文章を読み進めながら、入ってくる文字を頭で映像化したり、文章を読みながら、同時に「これって何に使えるかな?」などと別のことを考える能力をあげる。)
  • 思考の抽象度を高く・広くする
    (自分とは違う職業の人や、自分よりも仕事の立場が上位の経営層など、別の視点からも本の内容を読み解いていく事で、情報収集力が高まる。)

あたり前のことだけど、本質。本は最低3回は読み返せ。

本は最低3回読め、一回では絶対に理解はできない。とあった。本質だし、自分ができていないことだと反省させられる。
これは良い本は何回も読んで体に染み込ませるんだという自己啓発的な考えではなく、脳機能科学的な考え方でもそうだという。
本を一から最後まで読まないことには、ゲシュタルトを構築できない。
難しい用語だが、要は部分部分だけ読んでも、最後まで読まないと著者が考えている全体像は分からないでしょ?ということだ。全180ページの本を30ページまでしか読まなかったら、全体として何が言いたい本なのかわからないという当たり前のことだ。
この1度最後まで全部読んで、ざっくり全体像を把握した状態(ゲシュタルトが構築できた状態)で、2回目に本を読むことで脳も深い理解ができるようになるそうだ。
速読で速く読めるようになったら、浮いた時間で何回も読む週間をつけようと思う。
Amazonの速読カテゴリで2位で、カスタマー評価も良い本ですし、何よりこの記事では表現しきれないところがかなり多くあるので、ぜひ一度読んでみてください。

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